傷ついたあなたは 空色を呪って
物悲しくて荒天を望むのか
いつだって 持ち堪えてきた魂も
この先には いっそ、音を上げるか
錆びついて ぼろぼろに斬られた鎧を
いついつまで着込むのか
透き通った ただひとつだけの誠心を
守りきれず あなたは手放した
冷たい その身を
そのまま 死へ 向かわすのか
今 終わるか
なぜ 苦を 血を 躊躇うか
仕留むは仇ぞ
流れ出す血と、涙、涙
あなたを暗く暗く染める
取り出し給え、刃、刃
まだ止まっては いないだろ
あなたの心臓は。
知らないか 彼らはけらけらと嗤って
宝物を全部、奪い取るだけ
肥えきって ぶくぶくと煮立った五体を
みすぼらしく 永劫、曝けるだけ
やめようか 彼らが終わらせた未来を
幾度、幾度、惜しむのか
透き通った ただひとつだけの心念を、
守りきれず あなたは奪われた
重なる 月日は
あなたを 癒せはしないが
今 終わるか
なぜ 苦を 血を 躊躇うか
仕留むは仇ぞ
邪魔をするなよ、涙!涙!
あなたは、紅く紅く燃える。
斬り伏せ給え、刃、刃。
あなたの想い、今に覚醒む。
斬り伏せ給え、刃、刃。
まだ終わってはいないだろう?
あなたの一生は!